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「キッズ・オールライト」 [★★★★]


キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD]

キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD

原題: THE KIDS ARE ALL RIGHT
監督: リサ・チョロデンコ
脚本: リサ・チョロデンコ/スチュアート・ブルムバーグ
出演: アネット・ベニング/ジュリアン・ムーア/マーク・ラファロ/ミア・ワシコウスカ/ジョシュ・ハッチャーソン
2010年/アメリカ映画
2010年NY批評家協会賞 女優賞(アネット・ベニング)、助演男優賞(マーク・ラファロ)、脚本賞など他多数(アカデミー賞作品賞ノミネート)

★★★★

<感想>
思っていたのと全然違った映画だったけど、妙に引き込まれ最後は気持ちが温かくなり泣いてしまう...という映画だった。
思ってたのと全然違ったというのは、ちょっと変わった(両親がレズビアンなので2人のママがいるという設定)家族の物語だけだと思ってたのに、そこに「浮気」というアイテムが投入されているとは思ってなかったってことなんだけど。

とにかく役者陣がうまくて。
アネット・ベニングはこれで3回目の主演女優賞ノミネート(またダメだったけど)だし、ジュリアン・ムーアはまあいつもの通りって感じだったけど、子ども役のミア・ワシコウスカもジョシュ・ハッチャーソンも抑えた演技がとても印象に残った。

あとやっぱりマーク・ラファロね。
未公開作「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」のダメなのに憎めない弟役で見て以来、ずっと注目してしまっていて、その後も「死ぬまでにしたい10のこと」や「エターナル・サンシャイン」など、地味だけどいい作品に出てる人ってイメージがある。
知る人ぞ知るって感じの人だったけど、最近では大作にも出てるし、この作品で初の助演男優賞ノミナーに仲間入りしたのでした。

最初に書いたようにレズビアンのカップル、ニックとジュールスの元で育つ子どもたちが、提供者である男性に会いたくて連絡を取る...というところから物語が始まるの。
分かってはいてもその設定に慣れるのにちょっと時間がかかる。

でも気がつくとその世界に入っていて、家族を奪われたくないニック、思いがけず「家族」という関係を意識するようになったポール(今までは軽い感じのつき合いばかりのもうすぐ50歳という設定だった)、自分に自信が持てず揺れるジュールス。
それに、不思議な両親の元であまりに普通っぽく育っている子どもたちという意外性も良かったなー。

でもその状況以外はごく普通の家族の物語で、それを語るアプローチの仕方がいいなって。
自分をいろんな人に置き替えながら見ることができる新しい映画だと思った。

後で知ったんだけど、監督がレズビアンらしい。
それとアネット・ベニングとウォーレン・ベイティーの間の実際の長女が、性転換手術で男性になってるんだって。
今回の映画が公開されている時にこのニュースが報道されているから、撮影中にはどんな感じだったんだろうね。
複雑な思いを断ち切るきっかけになる映画だったのかなー。

いい話...ではあったんだけど、最後がちょっと不完全燃焼。
ポールがニックに「あなたは侵入者よ」って言われ、「悪い人」みたいな感じで終わっちゃったんだよね。
連絡を取ってきたのは子どもたちだし、「侵入者」って単語は適さない(英語では違う表現だったのかもしれないけど)気がしたので。

そうそう、最近は忘れてた「人との出会いの素晴らしさと儚さ」を思い起こさせられたような気もする。
ちょっとしたきっかけで人と人が出会い、いつしかその人々がいない日常が考えられなくなり、失った時に今までその人々がいなかった時間をどう過ごしていたのか思い出せなくなる、もう元には戻れないんだ...って感覚。
切ない...。
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